リビング続きの和室が心地よい理由|後悔しない間取りと活用法を解説
リビング続きの和室は、住まいづくりにおいて人気の間取りのひとつです。
ご家族のくつろぎの場や来客時の応接間として、さらには将来の寝室や育児・介護スペースとしての活用など、フレキシブルに使えます。
そこでこの記事では、リビング続きの和室のメリットや注意点、後悔しないための間取りの具体例や活用方法を、住まいの専門家の視点からわかりやすく解説します。
このコラムのポイント |
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Contents
リビング続きの和室の魅力とは
和室があることで、家族の暮らしにゆとりが生まれます。
現代的な家にも取り入れたいと、マイホーム計画でお考えの方は多いのではないでしょうか。
この章では、リビング続きの和室の魅力をご紹介します。
多目的に使える柔軟な空間
リビング続きの和室は、ご家族がくつろぐ場や来客時には客間や仮眠スペースとして活用できます。
畳敷きのため寝室として使うこともでき、1部屋で複数の役割を持つことが魅力です。
和の風合いが落ち着く
畳の香りややわらかな質感、障子越しのやさしい光は、暮らしに心地よさを与えることも和室ならではの特徴です。
現代の住宅が洋風化している中で、和室は空間に静けさや穏やかさをもたらします。
日々の忙しさを離れて、しばし心を整える場所としてもリビング続きの和室は役立ちます。
バリアフリー設計に適した作り
リビングと床の高さをそろえたシームレスな和室は、段差がなく安全性に配慮した作りも魅力です。
高齢者や小さなお子様がいるご家庭でも使いやすく、将来を見据えた住まいづくりにも適しています。
こちらの記事でも、バリアフリーな住まいのアイデアや費用相場などをご紹介しています。
合わせて、参考になさってください。
>関連リンク:バリアフリーリフォームの種類と費用・価格の相場について
リビング続きの和室に後悔しないために|課題と対策
和室を使わなくなってしまうと、せっかくの空間が活かされません。
この章では、リビング続きの和室を設けて後悔しないために、課題と対策を解説します。
以下のような後悔しがちなポイントも、合わせてご確認ください。
- 明確な使い道を決めずに設けたため活用しづらい
- 収納が不十分で物置になってしまいがち
- リビングから和室への見通しがよく、プライバシーの確保が難しい
- 畳のメンテナンスが負担になりがち
こうした後悔を避けるには、設計段階で「誰がどのように使うか」を明確にし、目的に合った収納計画やデザインを取り入れることが重要です。
他にも、以下のような対策を取り入れましょう。
引き戸で仕切れる設計にする
開け放てばリビングとひと続きの広々とした空間になり、必要に応じて引き戸を閉じられる設計にすれば、プライバシーを確保しながら多用途に使えます。
フラットな床で動線をスムーズにする
段差をなくしリビングとフラットにつなげることで、見た目にも整い、行き来もしやすい空間になります。
動線がスムーズになるため、畳の掃除もしやすくなるのも利点です。
小上がり和室で収納とくつろぎを両立
収納不足を解消したい場合は、和室を一段高く設計する「小上がり」スタイルを採用すれば、畳下を引き出し収納として活用できます。
空間に奥行きが生まれ、リビングに変化をつける演出効果も期待できます。
こちらの記事でも、リビングの間取り作りの注意点やアイデアをご紹介しています。
合わせて、参考になさってください。
>関連リンク:リビングの間取りで失敗しない!注意点や間取りアイデアを解説
リビング続きの和室の活用方法
この章では、リビング続きの和室の活用方法をご紹介します。
具体例をもとに、ご家族のライフスタイルに合わせて、用途を検討しましょう。
小さなお子様のキッズスペース
畳の上は転倒しても衝撃が少なく、小さなお子様のキッズスペースとして活躍します。
リビングのそばにあるため、家事をしながらでもお子様の様子を見守れるのも利点です。
来客の応接間や宿泊部屋
来客が来られる際にも、和室に布団を敷いて寝室として活用できます。
ホテルを手配する必要がなく、ご家族やご友人の宿泊部屋として備えられるのも魅力です。
一人時間を楽しむ趣味スペース
読書や音楽鑑賞、ストレッチやヨガなど、ご自身と向き合う時間を過ごす場所としても、リビング続きの和室が活躍します。
リビングからのアクセスがよいため、暮らしの中でスムーズに自分時間を作りやすい環境です。
照明や内装にこだわることで、より心が落ち着く空間が作れます。
こちらの記事でも、快適なリビングと和室の一体化アイデアをご紹介しています。
合わせて、参考になさってください。
>関連リンク:「リビング横の和室」のおしゃれな間取り実例|使い方アイデア・洋室と一体化する際の注意点を解説
リビング続きの和室を作る際の注意点
リビングに続く和室を作る場合には、間取りや構造の制約もあるため、以下のようなポイントに注意が必要です。
- 畳の厚みによって床の高さを調整する
- 湿気や日当たりに配慮し、位置を選定する
- 梁や柱の配置により、広さやデザインに制限が生じる可能性がある
- 電源や照明の位置を慎重に計画する必要がある
新築の場合は、設計の専門家からアドバイスを受けてプランニングすれば、満足度の高い家づくりが叶います。
リビングと調和する和モダン空間を作るには
和室がリビングと違和感なくつながるためには、素材や色調の選び方を工夫しましょう。
おしゃれな和モダン空間を作るポイントを、以下でご紹介します。
- 襖や壁紙にグレーやベージュなどの中間色を使用する
- 天井や床に木目を取り入れて、温もりある印象に整える
- 照明に和紙調のペンダントライトや間接照明を採用し、やわらかい陰影を演出する
和室単体では主張しすぎず、リビングも含めた全体のデザインの中に調和するよう仕上げることは、おしゃれさだけでなく暮らしやすさにもつながります。
こちらの記事でも、目指すテイストの内装に仕上げるポイントをご紹介しています。
合わせて、参考になさってください。
>関連リンク:注文住宅の内装を失敗しないための5つのポイントと手順|事例や注意点も解説
まとめ|リビング続きの和室が叶える快適な暮らし
リビング続きの和室のメリットや注意点、後悔しないための間取りの具体例や活用方法を、住まいの専門家の視点で解説してきました。
リビング続きの和室は、ご家族の暮らしに寄り添いながら多目的に活用できる便利な空間です。
子育て、来客対応、一人の時間など、暮らしのあらゆるシーンに役立ちます。
リビングとのつながりを意識した設計により、心地よく自然に暮らしの中に溶け込む和室になります。
リビング続きの和室を検討する際には、ぜひ今回ご紹介した内容も参考になさってください。
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