注文住宅の内装を失敗しないための5つのポイントと手順|事例や注意点も解説
「注文住宅の内装をモデルルームのようにおしゃれにしたいけど自信がない」
このように、内装のデザインを決める際、何から手をつければよいのか迷ってしまう方が多いのではないでしょうか。
本記事では、茨城県で注文住宅を手掛けているレジェンドホームが、以下について解説します。
このコラムのポイント |
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理想のおしゃれな内装を実現するための秘訣が満載ですので、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
注文住宅の内装デザインを決める手順
注文住宅の内装デザインを決める手順は、以下の5つです。
- 内装全体のテイストを決める
- テイストに合った素材や色を選ぶ
- 床、壁、天井などの各部位のデザインを検討する
- 照明や設備のデザインを決める
- 全体のバランスを整え、細部を調整する
順番に解説します。
1. 内装全体のテイストを決める
注文住宅の内装デザインを決める際、まず内装全体のテイストを決めることが重要です。
モダン、ナチュラル、北欧風など、さまざまなテイストがありますが、たくさんの施工事例を見て参考にすると、理想の内装をイメージしやすくなります。
インターネットで事例を探したり、モデルハウスに足を運んだりして、実際の内装を見てみるのもおすすめです。
レジェンドホームでは、さまざまなテイストの施工事例を公開しています。ぜひ参考にしてみてください。
2. テイストに合った素材や色を選ぶ
内装全体のテイストが決まったら、次にイメージに合う素材や色を選びます。
(例)
- モダンなテイストであれば、シンプルでスタイリッシュな素材や色を選ぶ。
- ナチュラルなテイストであれば、木の質感にこだわったり、暖かみのある色を選ぶ。
素材や色を選ぶ際は、サンプルを取り寄せたり、ショールームで実物を確認したりすると、イメージが湧きやすくなります。
3. 床、壁、天井などの各部位のデザインを検討する
テイストに合った素材や色が決まったら、床、壁、天井などの各部位のデザインを検討します。
部位 | 検討する内容 |
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床 | ・フローリングやタイルなどから求める雰囲気に合わせて選ぶ。 ・水が飛び散りやすい脱衣室やキッチンはクッションフロアやタイルにするなど、部屋の用途に合ったものを選ぶ。 |
壁 | ・クロスや塗装、木材などから選ぶ。 ・コンパクトな部屋には、明るい色の内装を採用すると広く見える。 ・リビングの一部の壁をタイルや木材にする「アクセントウォール」もおすすめ。 |
天井 | ・天井の高さや、勾配天井や吹き抜けなどの形状、木目で仕上げるのかなどを考慮する。 ・部屋の雰囲気に合ったデザインを選ぶ。 |
とくに長い時間を過ごすリビングの床は、無垢のフローリングなど質感にこだわると満足度が高くなります。
リビングの間取りで失敗しないための注意点について、こちらで解説しています。
>関連リンク:リビングの間取りで失敗しない!注意点や間取りアイデアを解説
4. 照明や設備のデザインを決める
内装デザインを決める際、照明や設備のデザインも忘れてはいけません。
照明は、部屋の雰囲気を大きく左右する要素なので、テイストに合ったデザインや色温度を選ぶことが重要です。
また、キッチンやユニットバスなどの水回りの設備の色味も、内装デザインと調和するものを選びましょう。
5. 全体のバランスを整え、細部を調整する
各部位のデザインが決まったら、最後に全体のバランスを整えます。
部屋ごとの色の配分や素材の組み合わせ、家具やインテリアとのコーディネートなど、全体の雰囲気を意識しながら調整しましょう。
また、コンセントの位置や数、高さ、スイッチの配置など、細かな部分にもこだわると、より使いやすく快適な空間になります。
コンセントは意外と足りないケースが多いので、想像しているよりも多めに設けるのがおすすめです。
注文住宅でおすすめの内装デザイン事例4選
ここでは、内装デザインの事例をテイストごとに4つご紹介します。
モダンな内装デザイン
モダンな内装デザインは、シンプルでスタイリッシュな印象が特徴です。
スタンドライトやスケルトン階段にブラックのアイアンを使用することで、洗練された雰囲気を演出できます。
また、淡いグリーンのアクセントクロスが部屋を引き立てています。
モダンな内装デザインは、都会的でクールな印象を与えたい方におすすめです。
ナチュラルな内装デザイン
ナチュラルな内装デザインは、自然素材を活かした暖かみのある空間が特徴です。
>施工実例 建築家と建てる注文住宅|茨城県守谷市 S様邸(2階建て)
床材に明るい色のフローリングを選び、壁や天井は、淡いベージュやホワイトで統一すると、明るく清潔感のある空間になります。
ナチュラルな内装デザインは、ご家族の団らんを大切にしたい方におすすめです。
和モダンな内装デザイン
和モダンな内装デザインは、和の要素とモダンなデザインを融合させた、日本らしさを感じられる空間が特徴です。
>施工実例 建築家と建てる注文住宅|茨城県守谷市 K様邸(平屋+アルファ)
LDKの隣の和室に合わせて、障子や建具の雰囲気をそろえることで、統一感のある空間にした事例です。
また、吹き抜け天井に木目を使用することで、暖かく包まれるような雰囲気を演出しています。
和モダンな内装デザインは、日本の伝統を大切にしながら、現代的な暮らしを楽しみたい方におすすめです。
北欧風の内装デザイン
北欧風の内装デザインは、白を基調とした明るく開放的な空間が特徴です。
>施工実例 建築家と建てる注文住宅|茨城県常総市 K様邸(平屋)
白い内装を基調に、淡い色のキッチンや梁をアクセントにすることで、爽やかで温かみのある空間にしました。
また、吹き抜け天井の木目も白に塗装することで、空間全体にまとまりを持たせています。
北欧風の内装デザインは、シンプルでありながら温かみのある空間を実現したい方におすすめです。
以下からレジェンドホームの他の施工事例をご確認いただけます。
注文住宅の内装をおしゃれに仕上げるポイント
注文住宅の内装をおしゃれに仕上げるポイントは以下の5つです。
- 色は3色以内にまとめる
- アクセントカラーを効果的に使う
- 異なる素材を組み合わせて立体感を出す
- 照明のデザインや色温度にこだわる
- 家具やインテリアとの統一感を意識する
順番に解説します。
色は3色以内にまとめる
注文住宅の内装をおしゃれに仕上げるためには、使う色を3色に抑えるのがポイントです。
色を多く使いすぎると、統一感がなくなり、ごちゃごちゃした印象を与えてしまいます。
色の組み合わせを考える際は、理想の施工事例を参考にすると失敗しないのでおすすめです。
アクセントカラーを効果的に使う
注文住宅の内装には、アクセントカラーを効果的に使うことも有効です。
アクセントカラーを使うことで、空間に変化をつけ、メリハリのある印象を与えられます。
たとえば、下がり天井や壁の一部にアクセントクロスを使用したり、ソファーを鮮やかな色にしたりすると、おしゃれな雰囲気を演出できます。
またアクセントカラーは、ベースカラーの面積の20%程度に抑えるのが目安です。
アクセントカラーを使う場所は、目線から離れた場所や、小さな面積に留めるとうまくまとまります。
異なる素材を組み合わせて立体感を出す
注文住宅の内装には、異なる素材を組み合わせて立体感を出すことも効果的です。
同じ素材で統一すると単調な印象になりますが、木材やタイル、ガラスなど、異なる素材を組み合わせることで、空間に奥行きと変化を与えられます。
とくに、リビングやキッチンなどのメインで過ごす部屋は、質感にこだわると満足度を高められます。
また、素材の組み合わせを考える際は、テイストに合ったものを選ぶことが重要です。
モダンテイストには、スチールやガラスなどの素材が合い、ナチュラルテイストには、無垢の木材が合います。
照明のデザインや色温度にこだわる
照明は、部屋の雰囲気を大きく左右する要素なので、デザインや色温度にもこだわりましょう。
シーリングライトやダウンライトだけでなく、間接照明を取り入れることで、リラックスした雰囲気を演出できます。
たとえば、リビングの壁や天井に凹みを設けて間接照明を設置すると、温かみのある空間になります。
また、電球色や中白色などの「色温度」も重要なポイントです。
色温度によって冷たい印象や、暖かい印象になります。
さらにシーンに合わせて明るさを調整できる、調光機能付きの照明を選ぶのがおすすめです。
食事の時は明るめに、くつろぐ時は暗めにするなど、光の演出を楽しめます。
家具やインテリアとの統一感を意識する
注文住宅の内装をおしゃれに仕上げるには、家具やインテリアとのトータルコーディネートが欠かせません。
お気に入りの家具を準備しても、内装との組み合わせ次第では、雰囲気が合わないことがあります。
また、使用する家具のサイズを事前に確認しておくことが大切です。
思っていたよりも家具が大きく、生活動線にはみ出す可能性もあります。
注文住宅の内装を決める際の注意点
注文住宅の内装を決める際の注意点は、以下の5つです。
- サンプルで実物の素材感や色味を確認する
- 機能性や使い勝手も考慮する
- 流行に流されない
- 家具やインテリアにこだわるなら内装はシンプルにする
- 予算とのバランスを取りながら、こだわるポイントを決める
順番に解説します。
サンプルで実物の素材感や色味を確認する
カタログや写真だけでは、素材の質感や色の雰囲気が伝わりにくいです。
印刷物は実物と色味が異なり、同じサンプルでも太陽光の下と室内照明の下で色味が変わります。
そのため可能な限りサンプルを取り寄せたり、ショールームで実物の素材感や色味を確認しましょう。
とくに床材や壁紙は、実物を見ることで、イメージが大きく変わることがあります。
機能性や使い勝手も考慮する
注文住宅の内装を決める際は、デザイン性だけでなく、機能性や使い勝手も考慮しましょう。
(例)
- キッチンは、家事動線がスムーズに行えるレイアウトになっているか
- 収納スペースは十分にあるか
- 洗面所は、朝の混雑時に効率よく使えるような動線になっているか
- 子供部屋は、成長に合わせて間仕切りを設置できるような柔軟性があるのか
実際の使用シーンを想定して検討することが使い勝手に大きく影響します。
さらに生涯住み続けるご予定であれば、1階だけですごせるようになどの、バリアフリー設計も考慮してください。
機能性と使い勝手を十分に検討することで、長く快適に暮らせる住まいを実現できます。
流行に流されない
注文住宅の内装を決める際は、流行に流されないことが大切です。
流行のデザインは、一時的には新鮮でおしゃれに感じられますが、年数が経つと途端に古い印象を受けることがあります。
アクセントとして、流行の色やデザインを取り入れるのは問題ありませんが、全体の雰囲気を壊さないよう、バランスに配慮しましょう。
家具やインテリアにこだわるなら内装はシンプルにする
注文住宅の家具やインテリアにこだわるなら、内装はシンプルにすることが大切です。
家具やインテリアにアクセントを持ってくる場合、シンプルな内装でないと、雑多な印象になってしまうことがあります。
(例)
- カラフルなソファーやカーテンを使用する場合は、壁紙や床材は淡い色やモノトーンで統一すると、バランスが取れる。
- アンティーク調の家具を使用する場合は、壁紙やカーテンはシンプルなデザインを選ぶと、家具の魅力を引き立てられる。
内装を引き算することで、家具やインテリアの存在感を高められます。
予算とのバランスを取りながら、こだわるポイントを決める
注文住宅の内装を決める際は、予算とのバランスを取りながら、こだわるポイントを決めることが大切です。
内装はこだわり出すとキリがなく、すべての要望を叶えると予算が膨らんでしまいます。
そのためご家族で話し合い、こだわるポイントを絞り込むことが重要です。
たとえば、リビングはご家族が集まる場所なので、床材や壁紙にこだわり、寝室はシンプルにするなど、メリハリをつけるのがおすすめです。
また内装だけでなく、外構にも費用がかかることを考慮し、全体の予算を立てましょう。
予算が限られている場合は、将来的に変更可能な部分は後回しにするなど、優先順位をつけてみてください。
まとめ
注文住宅の内装は、ポイントや手順に沿って決めていけば、高い満足度に仕上げられます。
今回ご紹介した注文住宅の内装の注意点やポイントが、理想の住まいを実現する参考になれば幸いです。
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