平屋のおしゃれな間取り実例7選|メリット・デメリットや住みやすくするためのポイントも紹介
すべての部屋が1階に集約されている「平屋」は、生活・家事動線をコンパクトにまとめられるため、近年人気を集めています。
おしゃれな平屋を実現するには、さまざまな実例をチェックして、イメージを膨らませることが大切です。
本記事では、茨城県で注文住宅を手掛けているレジェンドホームが、平屋のおしゃれな間取り実例をご紹介します。
このコラムのポイント |
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この記事を読むと、おしゃれで住みやすい平屋にするためのヒントを得られるので、ぜひ最後までご覧ください。
平屋のおしゃれな間取り実例7選
平屋のおしゃれな間取り実例として、レジェンドホームが手掛けた住宅をご紹介します。
間取りにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
平屋の形状を活かして日当たりを確保した実例
>施工実例 建築家と建てる注文住宅|千葉県野田市 N様邸(平屋)
こちらの平屋は縦長の形状を活かし、すべての部屋で日当たりを確保できるように工夫した実例です。
窓から多くの光が差し込むため、開放感あふれる空間で生活できるのはもちろん、部屋をおしゃれに演出できます。
勾配天井によって天井が高くなっており、さらに空間が広く感じられるのも魅力です。
加えて、天井に見せ梁があることでLDKに立体感が生まれ、ワンランク上のおしゃれな平屋となっています。
見せ梁でおしゃれに演出した実例
こちらの平屋は、見せ梁でLDKをおしゃれに演出した実例です。
見せ梁だけではなく、リビング階段やスキップフロアも取り入れて、デザイン性の高い空間に仕上げています。
LDKには天窓や人が出入りできるサイズの掃き出し窓を設けており、効率よく採光できるのもポイントです。
LDK横にくつろげる和室を設けた実例
>施工実例 注文住宅|茨城県守谷市 N様邸(平屋+アルファ)
こちらの平屋は、LDK横にご家族でくつろげる和室を設けた実例です。
LDKの洋風の空間に和風のスペースがあることでアクセントとなり、おしゃれな空間となっています。
また、和室内には収納を設けており、生活スペースを整理整頓しやすいのもメリットです。
和室は寝っ転がりながらリラックスできるだけではなく、お子様の遊び場や趣味の場所としても利用できます。
勾配天井で開放感を演出した実例
>施工実例 建築家と建てる注文住宅|茨城県常総市 K様邸(平屋)
こちらの平屋は、勾配天井を活用して天井を高く見せることで、開放感を演出した実例です。
見せ梁の上部分には高窓を設けており、多くの光を取り込めるため、さらに開放感がアップします。
また、カバードポーチなどを取り入れた「サーファーズハウス」の外観も印象的です。
サーファーズハウスとは、アメリカ西海岸発祥のカリフォルニアテイストの住宅を指します。
スキップフロアにセカンドリビングを設けた実例
>施工実例 建築家と建てる注文住宅|茨城県守谷市 K様邸(平屋+アルファ)
こちらの平屋は、スキップフロアにセカンドリビングを設けた実例です。
セカンドリビングとは、メインのリビングとは別に設置する2つ目のリビングのことで、家族団らんはもちろん趣味のスペースとしても利用できます。
スキップフロアのセカンドリビングには、アクセントクロスを取り入れて、おしゃれに仕上げています。
加えて、縦長のスリット窓を設置しているので、プライバシーを守りながらも明るい空間にできるのが特徴です。
木目が美しいナチュラルなLDKを実現した実例
こちらの平屋は、木目が見える天井でナチュラルなLDKを実現した実例です。
自然の温もりを感じながら、ゆったりと家族の時間を過ごせます。
LDKには掃き出し窓を複数設けており、採光性に優れた間取りとなっています。
方形屋根を取り入れたオリジナリティあふれる外観の実例
こちらの平屋は、方形屋根(ほうぎょうやね)を取り入れたオリジナリティあふれる外観の実例です。
方形屋根とは、頂点から四方へ同じ角度で傾斜した屋根のことで、真上から見ると正方形の形状をしています。
木目の美しさを楽しめるおしゃれな天井・床を取り入れており、ナチュラルで心地よい空間で生活できるのもポイントです。
レジェンドホームの施工実例をもっと見たいという方は、以下よりご覧ください。
平屋のメリット・デメリット
ここでは、平屋のメリット・デメリットをご紹介します。
メリットのみで判断すると、生活をスタートさせてから後悔を感じる可能性もあるので、デメリットを踏まえて検討しましょう。
平屋のメリット
平屋のメリットは、以下のとおりです。
- 2階がないためバリアフリーを取り入れやすく、安全性の高い間取りにできる
- 1階にすべての部屋が集約されているので、生活・家事動線をコンパクトにできる
- 家族の存在を感じやすく、コミュニケーションを取りやすい
- 外壁補修の際などに足場が不要なケースが多いため、メンテナンス費用を抑えられる
- 地震の揺れや風の影響を受けにくく、安心して暮らせる
平屋が人気を集める理由には「地震に強い」という点があり、建物の重心が低くくなることから地震の揺れを軽減できます。
加えて、地震が発生した際にも平屋には2階部分がないため、建物の負担が軽く済むのも魅力です。
家族とのコミュニケーションを重視したい方や、耐震性に優れた住宅を希望する方に、平屋が向いています。
平屋のデメリット
平屋のデメリットは、以下のとおりです。
- 同じ延べ床面積の2階建てと比較すると、平屋のほうが広い土地を必要とする
- 周囲を建物に囲まれている場合、日当たりや風通しが悪くなる可能性がある
- 家族の距離が近く、プライベートな時間を持つのが難しいケースもある
- 1階にすべての部屋・窓があるため、外からの視線が気になる場合がある
- ロフトなどがない場合、台風や大雨の際に床上浸水が発生すると、逃げ場がないケースがある
平屋を建てるために広い土地が必要になると、土地購入費用がかさむのはもちろん、建築後の固定資産税が高くなる可能性があるので注意してください。
次の章で紹介する「住みやすい平屋にするためのポイント」を確認して、ご家族が快適に暮らせる平屋を目指しましょう。
住みやすい平屋にするための5つのポイント
住みやすい平屋にするためのポイントは、以下の5つです。
- 老後の生活を考慮した間取りにする
- 中庭などを設けて採光性をアップする
- 勾配天井や吹き抜けで開放感を演出する
- 周辺環境をチェックする
- プライバシー確保を重視する
それぞれについて解説します。
老後の生活を考慮した間取りにする
老後の生活を考慮した間取りにすると、家族構成やライフスタイルが変化しても快適に暮らせます。
例えば、バリアフリーを取り入れた平屋にすれば、お子様が転倒しにくいだけではなく、ご自身が年齢を重ねた場合にもケガ予防につながり、安全に暮らすことが可能です。
また、ロフトを設ける際にも、手すり付きの固定階段にすると老後もスムーズに利用できます。
お子様の誕生・独立やご自身の定年退職後など、ライフステージを具体的にイメージしながら、平屋の間取りを決めましょう。
中庭などを設けて採光性をアップする
形状や窓の設置場所にもよりますが、平屋の中央部分は日当たりが悪くなる可能性があるので、採光性をアップする以下のような対策を検討しましょう。
- 中庭を設けて、さまざまな方向から採光する
- 天窓や高窓を設置して、高い位置から採光する
- 住宅を縦長の形状にして、長い方の面を南向きに配置する
日当たりの悪い住宅は、湿気がこもりやすかったり、冬の暖房費がかさんだりするため、設計段階から気を配る必要があります。
また、採光性は次の章で紹介する周辺環境によっても左右されることから、注意してください。
注文住宅の高窓選びについては、こちらの記事で解説しています。
>関連リンク:注文住宅の高窓選び|失敗しない設置場所と3つの注意点
周辺環境をチェックする
建物に囲まれているなど、周辺環境次第では日当たりや風通しが悪くなるので、あらかじめ土地の状況をチェックしましょう。
1回の下見で状況を把握するのが難しいため、時間帯を変えて複数回確認しておくと安心です。
また、平屋の建築後に周囲に建物が建つ可能性も考慮して家づくりを進めると、環境が変化しても快適に生活できます。
平屋は水害時に逃げるのが難しいケースもあることから、土地購入前にハザードマップなどで自然災害のリスクを確かめましょう。
勾配天井や吹き抜けで開放感を演出する
平屋に勾配天井や吹き抜けを取り入れると、天井が高くなるのはもちろん、高窓から多くの光を取り込めるため、空間の開放感アップにつながります。
特にLDKはご家族が多くの時間を過ごすスペースなので、勾配天井や吹き抜けを取り入れるのがおすすめです。
また、高窓を開ければ空気が循環しやすくなり、風通しのよい平屋を実現できます。
勾配天井や吹き抜けを設けるのと同時に、天井の一部をロフトにすれば、スペースを有効活用することも可能です。
吹き抜けリビングのメリットとデメリットは、こちらの記事でご紹介しています。
>関連リンク:吹き抜けリビングのメリットとデメリット徹底比較|間取り実例、寒さ対策のコツ
プライバシー確保を重視する
平屋での生活を快適にするには、「外部からのプライバシーの保護」と「家族間のプライバシーの保護」の両方を重視することが大切です。
平屋は1階にすべての部屋・窓があり、外部からの視線が気になる可能性があるため、目隠しなどで住宅内部の様子を見えないようにしましょう。
特にリビングや寝室が道路に面する場合は、プライバシーを守る対策が必要になります。
また、平屋では家族の距離が近く、お互いのプライバシー確保が難しい場合があるので、共有スペースと個々のスペースをゾーニングするのがおすすめです。
平屋の間取りに関するよくある質問
平屋の間取りに関してよくいただく質問を、レジェンドホームが解説します。
小さな平屋をおしゃれにするコツは?
小さな平屋は収納不足になりやすく、生活スペースに物があふれて、住宅のデザイン性を損なう可能性があるので、ロフトやスキップフロアを設けて収納を増やすと、おしゃれな空間をキープしやすくなります。
また、小さな平屋はそれぞれの空間がコンパクトになる場合もあるため、勾配天井や吹き抜けを取り入れて開放感を演出しましょう。
平屋とスキップフロアの相性については、こちらの記事で解説しています。
>関連リンク:平屋とスキップフロアの相性は良いのか|活用方法や実例も徹底解説
モダンでおしゃれな平屋にしたい場合はどうすればいい?
「モダン」とは現代的・近代的という意味があり、無機質で直線的なインテリアや素材を多く取り入れるスタイルのことです。
一口に「モダン」と言っても、和風と洋風のデザインを融合させた「和モダン」や、モダンスタイルに自然素材を取り入れる「ナチュラルモダン」などさまざまな種類があるため、まず方向性を決めましょう。
なお、種類に関わらず、モダンにしたい場合には直線を意識した空間づくりが重要で、なるべく凹凸を減らしてください。
まとめ
平屋のおしゃれな間取り実例として、「スキップフロアにセカンドリビングを設けた実例」などをご紹介しました。
平屋ライフを快適にするためにも、老後など長期的な視点を持って家づくりを進めましょう。
今回紹介した内容を、平屋の間取りを検討する際の参考としていただけると幸いです。