取手市に住みたい!|取手市ってどんなところ?

取手市は茨城県の県南部に位置し、都心へのアクセスも良好な街です。
また、JR常磐線・取手駅前にて再開発計画が進められていたり、大型ショッピングモールの開業も決まっているため、
将来的にはさらに便利で住みやすい街になることも期待できます。
ここでは、取手市のさまざまな魅力や土地環境、住環境などについてお伝えします。
目次
1. 取手市ってどんな街?

茨城県南部の玄関口となる取手市は、古くは水戸街道の宿場町でした。
利根川水運を利用した物資の集散地としてにぎわいを見せた歴史があり、
江戸時代末期には200軒近くもの商店が軒を連ねていました。
つくばみらい市、龍ケ崎市、守谷市、北相馬郡利根町、千葉県我孫子市、柏市に隣接し、幹線道路は国道6号線と国道294号線です。
国道6号線が南は東京都中央区、北は宮城県仙台市まで至り、国道294号線が南は千葉県柏市、北は福島県会津若松市まで至ります。
また、茨城県の県庁所在地となる水戸市までは約60キロメートル、東京都までは約40キロメートルの距離。
同じ茨城県内の水戸市よりも東京都内にアクセスする方が電車でも車でも所要時間が短いという点は大きな特徴になります。
鉄道はJR常磐線取手駅と藤代駅、関東鉄道常総線取手駅、西取手駅、寺原駅、新取手駅、
ゆめみ野駅、稲戸井駅、戸頭駅の各駅があり、そのなかで中心となる駅は取手駅です。
路線バスの利便性も高く、取手駅を起点にコミュニティバスが全7ルート、関東鉄道や大利根交通によるバスの運行もあります。
そのほかに、取手市内に東京芸術大学取手キャンパスがあることから「アートのまち取手」としてまちづくりを展開。
1999年からは取手市、取手市民、東京芸術大学の三者共同にて、取手アートプロジェクトに取り組んでいます。
2. 取手市の人口

2020年7月1日現在、取手市の総人口は106,716人です。
そのうち男性は52,631人、女性は54,085人、世帯数が48,937世帯となっています。
2005年に取手市は北相馬郡藤代町と合併をおこなったことを機に人口が10万人を突破し、茨城県内では第7位の総人口です。
3. 取手市の魅力|おすすめポイントとは?

取手市にはさまざまな魅力、おすすめポイントがありますが、
そのなかで大きな特徴となるのが「住みやすい街である」という点です。
こちらでは、取手市が住みやすい街と感じる理由について詳しくお伝えします。
常磐線で都内へ好アクセス
取手駅からJR常磐線を利用すると都内へのアクセスが良好です。
そのため、取手市から都内までは十分に通勤可能な範囲となります。
まず、JR常磐線取手駅から常磐線快速(上野東京ライン)の上り列車が上野・東京・品川方面に直通で運行しています。
各駅停車、快速電車のそれぞれで始発があるため、高い確率で座ることが可能です。
朝の通勤時間帯に座れる可能性が高いだけでなく、運行する列車の本数が多いことも魅力です。
朝の通勤時間帯となる7時台に取手駅を発車する列車は各駅停車、快速電車含めて15本となり、3~8分間隔という十分な本数です。
最終列車となる常磐線も上野駅発24時23分、取手駅着が25時5分と遅くまで運行しています。
アクセス時間はJR上野駅まで約45分、JR東京駅まで約50分、JR品川駅まで約60分となり、
新幹線を利用して遠方に出張や旅行に出かけるときも取手市は利便性の高い場所と言えるでしょう。
そのほかに地下鉄千代田線直通の列車もあり、霞が関に赤坂、表参道などを経て代々木上原駅、
向ケ丘遊園駅方面に乗り換えなしでアクセスすることもできます。
再開発でさらに住みやすく便利な街へ
現在、取手駅西口周辺にて、2025年度を目途に「取手駅西口A街区市街地再開発事業」が進められています。
再開発の予定は低層のA棟、超高層のB棟による2棟構成となり、低層のA棟に駐車場とサテライト図書館、
超高層のB棟に250居のマンションとサービス付き高齢者向け住宅、保育施設などが入居予定です。
とくに超高層のB棟は取手駅周辺初となる100メートル級のタワーマンションとなる予定です。
再開発施設の完成イメージで確認できる、近代的かつ斬新な外観は完成後に取手駅前の新たなランドマークとなるでしょう。
取手駅土地区画整理事業以外にも、
同時期の2025年度に日本最大級の規模となるショッピングモール「イオンモール」が完成予定です。
場所は取手市桑原地区となり、北側地区が専門店を中心とする商業施設、
南側地区に多目的な大規模商業施設を配置する計画になっています。
これらの施設が完成することによって、取手市の住みやすさがより高まることは間違いないでしょう。
地元野菜の直売所や週末の朝市
取手市は食料品や日用品などを取り扱うスーパーマーケットや大型店舗がそろっています。
JR取手駅と直結する「アトレ取手店」では、1階に生鮮食品や総菜、パンやデザートなどを購入できるお店が多数入店し、
平日は21時、土日祝祭日は20時まで営業しています。
もし、営業時間に間に合わなかった場合、1階に24時間営業のコンビニエンスストア「セブンイレブン」があるほか、
3階に世界中の食材や国内の食品、オリジナル商品などを取り扱うスーパーマーケット「成城石井」が23時まで営業中です。
さらにJR取手駅から徒歩2分の場所には、24時まで営業している大型スーパー「SEIYU」もあり、
仕事帰りのお買い物が手軽に済ませられるのは、帰りが遅くなりがちなご家庭や、共働き世帯にとっても安心ですし、
うれしいポイントです。
そのほかに、取手市内にはスーパーマーケットやドラックストアがたくさんあります。
以下が一例になるので参考なさってください。(2020年8月現在)
- マスダ取手店
- ヤオコー取手青柳店
- ヤオコー取手戸頭店
- ヨークベニマル取手戸頭店
- フードマーケットカスミ取手店
- フードマーケットカスミ取手ゆめみ野店
- フードマーケットカスミ藤代店
- スーパータイヨー藤代店
- ヤオコー藤代店
- フレッシュスーパーママ西取手店
- ウエルシア薬局取手新町店
- マツモトキヨシ取手青柳店
また、スーパーマーケットだけでなく、野菜の直売所や、朝市なども定期的に開催されています。
生産者さんやご近所さんとのコミュニケーションを楽しみながら、新鮮な野菜をリーズナブルな価格で購入することができますよ。
農産物直売所
JA茨城みなみ農産物直売所夢とりで
[営業時間]9時30分~18時(毎週水曜日休み、11~1月は17時30分までの営業)
農産物直売所やさいINO
[営業時間]10時~18時(毎週土・日曜日休み)
朝市
下高井地域の朝市
[開催時間]6時30分~9時30分(開催日 毎月第1・第3日曜日)
緑あふれる環境に広い公園
取手市内には都市公園をはじめ、小さな公園・広場などを合わせると225箇所の公園(※)があります。
※取手市公式ホームページより
そのなかから、緑あふれる環境にあり、さまざまな目的で楽しめる公園をまとめてみました。
取手緑地運動公園

野球、ソフトボール、サッカー、テニスコート、グラウンドゴルフをはじめ、マラソンコースにウォーキングコースなど、多彩なスポーツ施設がそろう「取手緑地運動公園」は、利根川の広大な河川敷を利用した公園です。
JR取手駅東口から徒歩で約20分、車で約5分の場所に位置します。
園内にはスポーツ施設以外にバーベキューを楽しめる広場が2か所に整備されており、利用料金も無料で楽しめます。
夏になるとこの公園が会場となる「とりで利根川大花火大会」も開催されるので、家族団らんの時間を満喫するにも適しているでしょう。
北浦川緑地

「北浦川緑地」は取手市が管理をおこなう都市公園です。
JR常磐線藤代駅南口より徒歩25分、車で5分の場所にあります。
多目的広場(サッカーなどで独占的な利用となる場合のみ事前の利用申請が必要・有料)やスケートボード場、フィットネスコーナーなど、気軽にスポーツを楽しみたい方、取り組んでみたい方に適しています。
一周約600メートルの園路で健康増進を目的にウォーキングをしても良いですし、大型複合遊具やバーベキュー広場も整備されているので、子供の遊び場所として役立つ設備も充実しています。
小貝川リバーサイドパーク

取手市民の散歩コースとして親しまれている「小貝川リバーサイドパーク」では、小高い芝生の丘からは小貝川などの素晴らしい景色を一望でき、バーベキューを楽しめたり、自転車専用コースが整備されていたりするなど、家族や友人同士の交流の場所として利用できます。
JR常磐線藤代駅から徒歩約30分、バスを利用する場合は藤代駅北口より「取手市コミュニティバス北部ルート」に乗車し、「藤代スポーツセンター前」で下車します。
所要時間はルートによって異なるものの約10~20分です。
身近に感じられるアート
水戸街道の宿場町として栄えた取手市ですが、1991年に東京芸術大学の取手キャンパスがオープンしたことをきっかけに、
アートな街として、さまざまな試みをおこなっています。
若いアーティストを支援する「取手アートプロジェクト(TAP)」では、
取手市民と取手市、東京芸術大学が共働して数々のアートを生み出しています。
たとえば、取手市の団地の外壁や高架下のコンクリ―ト壁を利用した壁画や街中にも東京芸大の学生が手掛けたオブジェが点在。
作品によって100メートルを超えるものもあるなど、取手市内のあらゆる場所でアートを目にすることが可能です。
自分好みのアートを見つけるのはもちろん、未来の「偉大な芸術家」たちの新たなアートを楽しみながら過ごせるのも、
取手市に住むことの大きな魅力でしょう。
「大人が楽しく学べる」イベント豊富
生涯学習に対するニーズが高まる中で、取手市は「身近な場所で教養を高めて、専門知識を身に付ける」ことを目的に、
「取手市民大学」を2011年よりスタートしました。
取手市民大学では、年間を通してさまざまな講演やイベントを開催しています。
詳しい内容は取手市の公式ホームページで確認できますが、内容は年々充実度が増しています。
取手市長も市民と一緒になって、父親の家事力向上を目指した料理教室
「市長とイクメンパパの料理教室」講座に参加するほど、生涯学習に力を注いでいます。(2019年8月に参加)
4. 取手市の土地|価格相場と住まいの土地環境とは?

取手市で土地を探す場合、住まいの環境はもちろんのこと、土地の価格相場も気になるところですよね。
JR常磐線、関東鉄道常総線周辺駅の土地価格相場を一覧にしたので、ぜひ参考にしてください。
取手市の土地価格相場
- 取手駅:14.8万円/坪
- 藤代駅:9.1万円/坪
- 西取手駅:11.6万円/坪
- 寺原駅:14.5万円/坪
- 新取手駅:11.1万円/坪
- ゆめみ野駅:11.7万円/坪
- 稲戸井駅:7.7万円/坪
- 戸頭駅:12.5万円/坪
参考:https://suumo.jp/tochi/soba/ibaraki/ek_26740/?etKbn=99&kjKbn=9&tbttKbn=9(SUUMO関東版)
取手市の平均延床面積
国土交通省の調べによると、都道府県別の1住宅当たりの平均延べ床面積は、
東京都64.48㎡、千葉県89.40㎡、埼玉県86.58㎡、神奈川県76.62㎡、茨城県では108.55㎡となっています。
また、茨城県取手市の1住宅当たり延べ床面積は99.64m²(三菱UFJ不動産販売のホームページより)です。
これらを見比べてみると、都心への通勤圏内ながら、広々とした住宅でゆったり暮らせるということが分かります。
- 参考:https://www.mlit.go.jp/statistics/details/t-jutaku-2_tk_000002.html(国土交通省)
- 参考:https://www.sumai1.com/useful/townranking/town_08217/(三菱UFJ不動産販売)
5. 取手市の土地は都心へ好アクセスながらお値打ち

取手市はTXこと「つくばエクスプレス」と同じく、JR常磐線を利用することで都心へのアクセスは良好です。
川や緑に囲まれた自然豊かな環境にあるのはもちろん、
物価も都心と比べてリーズナブルなうえ、新鮮で美味しい地元の食材をも豊富です。
土地の価格などもTX沿線と比べ抑えられるため、都心へのアクセスと豊かな住環境を両立した土地をお探しの方、
土地よりも建設費に費用をかけたい方には適した場所と言えます。
たしかに取手市の人口については年々わずかに減少の傾向にありますが、
2025年度を目安に取手市は大きな変化を遂げる計画が進行中です。
取手駅西口周辺エリアの再開発ではタワーマンションにサービス付き高齢者向け住宅にサテライト図書館などが入居予定ですし、
ほかにも大型ショッピングモール「イオンモール」のオープンも決まっているため、
今後は、より利便性の高い、注目の街となるポテンシャルは十分です。
また、身近にアートが存在することで感受性を高めたり、
取手市民大学を利用したりすることで自分自身の幅を広げることもできます。

記事監修/
大久保明彦(おおくぼあきひこ)
- 株式会社レジェンドホーム 代表取締役
- 宅地建物取引士
住まいで成功するには、注文住宅と不動産の2つの事業を柱にすることが必須と考え、建築と不動産の両方を強みとする事業を作り上げた。
「真実一路、全てはお客様の笑顔のために」をモットーに、創業以来、地域に密着した住まいづくりをしている。